このコールタール。化粧品とまったく無縁とは言えないのです。一般的な化粧品にタール系色素（石油系合成着色料）は、よく使われているのです。

赤〇〇号　青〇〇号　色と数字で表記されている成分です。（ズイオーガニックには入っておりません）

何十年か前、私が学んだときは、「このタール系色素はアスファルトと同じ成分だ！」なんて教えてもらい驚きましたが、
実際には、コールタールとアスファルトは別物で、石油を分別蒸留の成分からつくられているそうです。そのため、化粧品にも、一部は食品にも使用されています。ただ、身体に良い、悪いは、様々な意見があるかと思われますが、環境面、カーボンニュートラルの側面では、植物油（バイオ油）の方がはるかに有益です。石油を使用するより、二酸化炭素排出量は９０％削減できる試算も出ています。

この記事に話を戻しますと、石油から作られていたコールタールやアスファルト、これを植物油の搾りかすや廃棄する牛乳などを原料にしたバイオ重油に置き換えようって話らしいです。

素晴らしすぎて言葉がありません。
◎二酸化炭素は植物油由来なので”カーボンニュートラル”

◎廃棄牛乳の利用で”フードロス”の削減

記事にはありませんが、おそらく石油系アスファルトよりもバイオアスファルトの方が軽い、そのため、アスファルトを運送時する際のCO2 排出量も減らせてるのではないだろうか。
まだ、詳細はわからないですが…、道路の修繕工事などで要らなくなった場合も、再生可能、生分解もできるアスファルトだったら最高ですね。まさに一石四鳥！
前田道路株式会社さんの画期的なSＤＧｓアクションに感謝です！！

私たち化粧品業界にも、いつかバイオ系着色料が出て、いっそう人にやさしく、環境に負担をかけず、そして美しい彩りを実現する時代がやってくるように願います。バイオ着色料が開発されたら、真っ先にズイオーガニックで採用を検討したいです！！

いつも最後までお読みいただきありがとうございます。